いののん

永遠に僕のもののいののんのレビュー・感想・評価

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
3.3
ぽっこりしたお腹に(つまり幼児体型)、拳銃2丁。意外と早撃ち。赤いブリーフも、赤いセーターも、その他、どの服もよく似合う。まるで、マミーの選んだお洋服が、何でも可愛く似合うベイビーと同じように。17歳の少年という設定らしいけど、体型は小6か中1くらい(のように感じる)。美しいがフェロモンはまだ足りてない(気がする)。体躯は、思春期前。見た目は美少女か美少年。心は幼児。ものごとの善悪はわからない。欲しいものが手に入らなければ、床に仰向けに寝そべってダダをこねるかわりに、殺しちゃったり盗んじゃったり。やればやるほど空虚になる。でも、それが空虚だとは、自覚していないのかもしれない。恐れを全く知らない17歳。


初めて観たロレンソ・フェロ君が、これからどのような男になっていくのかはわからない。でも、ロレンソ・フェロ君の、今、を目撃するのには、良い映画なのではないかと思う。ラモンを演じたチノ・ダリンの今後の活躍にも期待したい。
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