ハッピーアイスクリーム

THE GUILTY/ギルティのハッピーアイスクリームのレビュー・感想・評価

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
4.0
ある事件をきっかけに緊急通報司令室のオペレーターの仕事を担当することになった警察官のアスガーのもとに、今まさに誘拐されているという女性自身からの通報が入ったことにより、電話という手段のみで事件解決に挑むサスペンス。

あすがスネーク。

サンダンス映画祭を始め、世界中の映画祭で観客賞を総なめにしたデンマーク製の新感覚ソリッドシチュエーション・サスペンス。

視覚情報のないオペレーター側目線のみで描かれ、観客も主人公アスガーと同じ状況で物語が進んでいくこの作品は、観る側の想像力を上手く利用した映画でした。
そしてその想像力の裏をかくシナリオが良く出来ていた。
このシチュエーションで、出来ること・出来ないこと、解ること・解らないことを最大限に活かしていたと思います。
たぶん僕は作者の観て欲しいように、まんまと観てしまったええ客です。

主人公役の役者さんは今作で初めて知った役者さんでしたが、見事でした。
劇中、ほとんど彼の顔のアップですごいポーカーフェイスなんだけど、意外と感情的で時折激昂する心の弱さや人間味みたいなのを上手く表現されていたと感じた。
相棒を雑に扱う感じとか好きです。

“世界には 君を救いたい人間が
まだたくさんいる”

音の情報だけで思い描くイメージは、人それぞれ。

そのイメージとは経験則と、その時の精神状態が大きく影響すると僕は思います。

水族館の話のとき、きっと2人は同じイメージをしていたはず。

どんな想像をしたかによって評価がわかれそうな映画でした。