ShiroKyogoku

THE GUILTY/ギルティのShiroKyogokuのレビュー・感想・評価

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
3.9
実質的な登場人物は警察官1人。あとは警察の緊急電話のみで話が進む、とても面白い試みの作品。

本を読むように、電話の会話内容と周囲から漏れる音だけで情景を想像するので、この作品を観た人はみな、それぞれ映像を思い浮かべるという、映画なのに「観ている」ものが一人一人みんな違うという不思議。
下手したら、ラジオみたいに完全に音声だけで「観て」も成り立つかも。
その見えない電話の先という部分を生かして物語も進めていくところがまた面白い。
主人公の電話対応がイマイチで、どんどん間違った方向に自ら進めていってない?と思わせて、実際そうなのかどうなのかがすぐにわからないところも良かった。

ブチ切れてヘッドホンを外そうとした時、縦に顔に挟まったのはウケた(笑)アドリブなのかよくわからないけど、そこは映像ならではの面白さ
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