この作品は、🇺🇸サンダンス映画祭で「セッション」同様観客賞に選ばれたワンシチュエーションスリラー映画である。
電話での会話のみで話が展開され、他は全て観客の想像力に委ねるといった、この映画でしか味わえないような特有の緊張感が、世界中の映画ファンから絶賛の声を貰う一つの理由だろう。
「リミット」というワンシチュエーションスリラーは、映画好きの中では有名な一作ですが(目が覚めると男は、地中深く埋められた棺桶の中にいた…)、今回の映画の主人公は「リミット」の主人公とは真逆の立場にいて、誘拐された女性を助けようとする話です。「リミット」と比較すると、ストーリーがしっかりと進みどんでん返し的なものもあるので、凄く楽しめました。
登場人物は当然、数名しかいなくその分一人一人の出番は、多いですがみんな演技がうまくてその場の緊張感が分かりました。電話越しでしか出てこない人らの声も、リアルでした(あの人達って声優なのかなあ？)。
ただ、ずっと一つの一室で電話の会話を聞いているだけなので、流石に中盤は少し飽きました。でも、後半に一気に話が変わり、そこからは、個人的にはこの映画で一番盛り上がり目が離せませんでした。
結論、「リミット」はくそ。
