本作、映画で初めて悪寒が走りました。
背筋がゾワッて凍りついた。
鳥肌が立つことは過去あったけど、なんやこの展開。
同じオペレーターによる事件解決物の「ザ コール」よりコンセプトには忠実だけど、スリルには欠けちゃうのかー。なんて前半は思っていました。
さらに、同作で私が学んだ"感情的になってはいけない“、"守れない約束はしてはいけない"の原則を破りまくり、オペレーターの立場をもどかしく苛立つ主人公を好きになれない事もあり、尚更微妙に感じてた。
ただ、後半になるにつれてのヒートアップが凄い。
イーベンとの電話が続かない事は緊張感の途切れとも取れる点ですが、だからこそ上手く進んでいない様子や、あの手この手で解決しようと躍起になる主人公の慌ただしさが引き出されており、私は逆に良かったです。
浅い被写界深度のクローズアップによる映像は、この少ない情報戦へより集中させてくれました。
ずっっっと、あっためていたこの作品。
やっと観ました。
88分と短いですし、おすすめの一本です。
(ネタバレ厳禁なやつ！)
