THE GUILTY/ギルティの作品情報・感想・評価・動画配信 - 350ページ目

「THE GUILTY/ギルティ」に投稿された感想・評価

警察の緊急電話の受付のみで描かれる、誘拐事件を何とかしようという警官の物語。本人も、裁判を控え問題を抱えているのだが、終盤にその事実が明確になると、警官であり人間としての姿が生々しく感じられる。
この映画は電話の音声のみを手掛かりとして、事件を追いかけていくが、その過程の中で人間の先入観や思い込みをうまくトリックに使っていて、今までに体感したことのない映画となっていた。
映像ミステリーとしてはとても良い意味で裏切られたという感じ。
ただずっと緊急コールセンターから場面が切り替わることが全く無かったので見終わった後の疲労感が凄い。
Sue

Sueの感想・評価

4.2
思い込みの強さがわかるリトマス紙的検証映画。
自分はアスガーでした。
イラっとしたらイヤホンベチーンなるもんなー。

事件はオペレーター室でも起きてたよ…。
azu

azuの感想・評価

3.5
サーチっぽい感じで、音声だけで進んでいく
最後の光のドアの向こうに消えていくところが印象的
ROY

ROYの感想・評価

5.0
『ギルティー』の意味が徐々に分かる。

セリフ「お手柄ね」の重さ

人殺し
【観客が映像を作る映画】
電話の音声だけが手がかりで進む誘拐事件、映像は全て緊急通報指令室の中。その緊迫感はもちろん、気づけば自分が頭の中で映像を作りながら見ている、ありそうでなかった全く新しい映画体験!

第34回サンダンス映画祭観客賞受賞のデンマーク映画。監督・脚本はグスタフ・モーラー。ジェイク・ジレンホール主演によるアメリカでのリメイクが報じられている。

元警察官で緊急通報指令室のオペレーターのアスガーは、今まさに誘拐されているという女性からの通報を受ける。車の発進音や女性の声、そして犯人の息づかいなど、電話から聞こえるかすかな音だけを頼りに、アスガーは事件に対処しなければならず……。

頭フル稼働の90分。声と音だけの手がかりで進んで行く誘拐事件と、解決策を探る主人公にどっぷり感情移入する。おまけに意外な方向へ進む誘拐事件と主人公の次第に明らかにされていく素性も、この映画の面白さ・緊張感にプラスになっている一筋縄ではない展開。
シチュエーション・サスペンスというべきものなのか、「クワイエット・プレイス」や「サーチ」など最近立て続けに発表される、“ある条件下”で展開する異色のサスペンスもの。これもその類に属するものながら、映像は100パーセント緊急通報指令室の中。音と声だけでいつのまにか自分自身が映像を頭の中に描きながら見ている。ある意味映像を自分で作る映画と言えるのかもしれない。低予算映画としてくくるのが申し訳ないくらい、ありそうでなかった素晴らしく画期的な映画だと思う。
◆ネタバレ◆
印象的だったのが、イーベンが息子オリバーの“ヘビ”を解放したと言うシーン。アスガーは元警察官という正義感から指令室という今の自分の職務外に突っ切ってしまい、結果この事件を複雑化し裏目に出させてしまう。さらに“明日の法廷”という、絶対に自分に不利な出来事を作りたくないタイミング。(冒頭での無表情の涙もこの法廷ごとを憂いての描写だったのだろうけど、この役者さんの実力をいきなり目の当たりにするすごいシーンでした)このシーンが、誘拐事件の軸を面舵いっぱい振り切った転換シーンであり、かつアスガーの複雑な背景から抱える思いを一気にぶち壊す、この映画の大きな起点であり、グッと引き込まれる映画の山になっていたと思う。
また同時に、そんな崩落していく思いのアスガーが指令室を破壊し、赤ランプの色のみに表情が染まるのも、落ちに落ちたオリバーの状況と思いの映画としての豊かな映像表現。監督の揺るぎない演出力が光るシーンでした。
90分とコンパクトながらギュッと要素が詰まった作品。しかも映像を自分の脳が作り出す新しい映画体験。また映画の新たな魅力に気づかせてくれた体験になりました。
mo

moの感想・評価

3.9
シチュエーション・場面的には地味な映像が続くものの、緊張感と雰囲気でとてつもなく長い85分だった。しかし中だるみすることもなく見入ってしまう。いい意味で非常に疲れた(笑)
最後には見事に騙されましたとさ。電話越しでこんな作品できるなんて本当凄いと思う。
もも

ももの感想・評価

3.8
88分間同じ人の顔を見続けてるのに、こんなにもおもしろいなんて
想像力が問われる映画でした

蛇の表現は怖かったです
ラストは助からなかったような気がします

事件が起こっているのに想像することしかできないというのはとても怖いと思いました
ワンシチュエーション、移動なし。全編電話の音のみで構成されていると言っても過言じゃないです。よく「サーチ」と比較する声を聞くんですが、たしかに音と映像の違いはあれどアイデアの傾向は同じ、〇〇のみ、といった限定された中での展開。どちらもアイデアとしてはとても面白いし、ストーリーもひねりが効いていて限定された世界の中で苦にならないんです。だから、個人的にはどちらが良いとかの区別はしたくないんですよね。

さて、本作での素晴らしいのはなんと言っても音。映像は緊急通報司令室のアスガーのみ。そこで起こるアスガーと電話相手の誘拐された女性とのやりとりを追う展開なんですが、音だけでも電話の向こう側の映像が想像できてしまうのがすごいです。現場の同録だけでなく、SEもあるでしょうし、音効さんも頑張ってます。あと、音だけの世界なので、叙述トリックがあるのも面白いです。映像的にも音へ集中させるためにカットは少なく、なおかつ緊張感を演出するためにアスガーのアップ多めです。ただ、アップが極端に多いし、ワンシチュエーションで緊急通報司令室だけで展開されるので引きの絵も屋内だからあんまり変わりばえしないのがきついです。

7