THE GUILTY/ギルティの作品情報・感想・評価 - 433ページ目

「THE GUILTY/ギルティ」に投稿された感想・評価

ゆきち

ゆきちの感想・評価

4.6
フィルマークス試写会にて。
どこよりも早い上映、ありがたいです!
携帯電話と音声だけなのにこんなにハラハラするとは思わなかった。。。
とにかく見てください、としか言えないのが辛い!笑
スニーク試写会、ハマりました!これからもまたお邪魔します。
Filmarksのスニークプレビュー試写会にて。

終始場面は同じなのに飽きさせない見せ方がすごい…。
ただ、途中でストーリーが読めてしまったが残念、考えすぎた。

雨やワイパーの動く音が印象的だった。
覚えているのはなぜか車のシーン。
自分の想像力に気付かされる。
スニークプレビューにて鑑賞しました。

視覚情報の娯楽であると言われる映画ですが、
本作では電話先から聞こえる声、つまり聴覚情報にスポットが当たった作品です。

個人的には前情報をなにも入れずに鑑賞してほしいです。カメ止めをご覧になった方ならこの気持ちを分かっていただけると思います。

司会の方が仰っていましたが、
映像の記憶よりも
聴覚情報から膨らませた自分の想像のほうがより頭の中に残りました。
Nene

Neneの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

filmarks経由でスニークプレビュー試写にて。森直人さんのトークセッション付きでした。
まず、簡潔に言うとめちゃくちゃ面白かった。このタイプの作品は初めて。癖になる。脚本の秀逸さ。

冒頭は、予備情報ゼロでのスタートだったこともあり、ジャンルはなんだ?誰だろうこの俳優さんは、この言語はなんの言語だ…などあれこれ考えていました笑

構図に関して言うと、基本的にアスガーのドアップ、胸から上の映像がひたすら続く。主人公から視点は移ることなく、主人公のいるエマージェンシーコール部屋からも一歩も出ない、という斬新な構図。
主人公の顔のアップシーンで印象的な箇所が何度もあった。

アスガーと同じく、電話越しの音に神経を集中させ続け、あれこれ思考を巡らした88分間だった…
想像力をここまで掻き立てられる作品はなかったと思う。電話越しに聞こえる登場人物はもちろん、情景までを観客が想像し、作り出しているこの大前提がこの作品のミソになる。
ちなみに私はイーベン役を近年、giftedや現在公開中のヴェノム 出演中のジェニースレイトを想像していました笑私の場合は声から想像していた。観た人みんなに聞いてまわりたいね。
見事に監督の思うがままにミスリードに引っ張られました、まんまと。あのセリフの衝撃。
森さんもおっしゃっていた通り、観客側が作り上げることが大前提にもかかわらず、その作り上げて来たイメージを突然全部ひっくり返させる笑笑 え、待って待って、どこからやり直そう、みたいな笑

最後に観終わって記憶に残るのは、私も同じで、自分が構築した映像たちだった。陸橋のシーンとか、子供達のおうちの作りとか、高速を走っているその情景とか。
こんな体験今までなかったなぁという体験。

観客に要求した前提を覆させる作品だけど、でもどんでん返しでもなくて。
とにかく面白い作品でした。2月の公開ということで知人に知らせてまわりたい!
サーチよりも『意地でも』という感じが強かった。

デンマーク映画はあんまり良いイメージがない🇩🇰🇩🇰🇩🇰
myuck

myuckの感想・評価

4.5
‪11/13 ファントムフィルムpresents秘密の試写会で鑑賞!
夢中で観てしまった!

電話から聞こえる「音」だけでストーリーが展開される、ミステリアスな作品。何か事情のありそうな主人公に、「音」を追うことで一気に視点を重ねてしまう。

たとえば街中などで、耳に入る「音」の中でも、その「音」しか聴こえず、のみこまれるようなことってあったりする。

‪ドラマ「クリミナル・マインド」で引用されたニーチェの「おまえが深淵を覗き込むとき、深淵もおまえを覗き返している」を思い出した。‬
‪クリマイが好きな人にオススメかも!‬

‪音だからわかる。音だけだからわからない、でもだからこそ通じ合うものがあるんだ。‬

観た人それぞれが違う映像を頭で浮かべられる、滅多にない作品だと思う。
ryac

ryacの感想・評価

4.7
11/15スニークプレビューにて。
タイトルすら伏せられて、文字通り完全に前情報0な状態での鑑賞。
画期的な企画に参加できたことも含めて、一生忘れられない映画体験を味わえました!最高!!

最近の作品で例えると、『カメラを止めるな!』の秀逸なアイデア、『search』の斬新かつフレッシュな表現、『クワイエット・プレイス』の尋常じゃない緊張感を同時にビシビシ感じるような盛りだくさんの構成。作中のいたるところに仕掛けられたギミックやあまりに衝撃的な展開に完全に打ちのめされた!今年見た作品の中でも(一般公開は2月末だけど)トップクラスの面白さ!

クライマックスである真実が明らかになったときは思わず声が出そうになってしまった。「取り返しのつかないことをしてしまった感」がすさまじくて心臓がバクバク。

そして最後の最後でこの映画が『ギルティー』というタイトルであると知った時には、完全に主人公に感情移入していたために膝を打つような気分に。

とにかく、映画史に残ってもおかしくない大傑作でした!この作品をいち早く、見られたことが本当に幸せ!
wa

waの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

電話越しの声と音だけで話が進むのに、想像力だけで映像が見えてくる
ただ耳で聞くだけ以外にも主人公の汗とか、映像も合わさって緊張感が伝わってきてすごい
じぇれ

じぇれの感想・評価

4.8
【カセが生み出す映画の未来】

緊急指令室でアスガーに繋がった女性からの通報。たった1本の電話が男の心の奥底を刺激していく......

緊急指令室からカメラが一歩も出ない密室劇でありながら、私たち観客の脳裏に様々な”画”を印象づけていく演出が出色。
音や声が観客の脳を刺激し、同時に主人公の肉体が葛藤を露わにしていく様が、スリリングかつエモーショナルです。

一般的に言えば、サスペンスにカテゴライズされる作品ですが、主人公の移ろいゆく心理に翻弄されながら同化していく、体感型ヒューマンドラマでもあります。

さて、いささか書きすぎたようです。これ以上は何も言うまい。騙されたと思って観てください。
もしかしたら映画の未来はここから始まるかもしれませんよ。

※スニークプレビューで鑑賞。数ヶ月前に偶然Youtubeで予告編を見ていて、日本公開を勝手に諦めていた作品でした。
なので、冒頭の音を聴いた瞬間、心の中でガッツポーズ!
いやぁ、高いハードルを遥かに越える完璧な作品でした。
ファントム・フィルムの買い付け担当さん、偉い! そして、ありがとうございます。
filmarksのスニークプレビュー試写会にて鑑賞。
上映が開始されるまで何が上映されるか分からないという意欲的な試写会。
もし仮に外れ映画でも仕方ないなぁと思いながら参加したものの、まさかの今年一番の衝撃作!!
また一つ新しい「映画」の形を体験した!

この手のエッジの効いた意欲作を人に勧める時は、ゴチャゴチャ言うより
「とにかく観て!観ればわかる!観ろ!」
という一言に帰結してしまう。


デンマークのコペンハーゲンで緊急通報室で電話番を務めるアスガーが主人公。
酔っ払いや軽傷者などの冷やかしまがいの通報も含めてアスガーは今日も淡々と職務をこなしていき、ある一本の通報を取ったところから物語はスタートする。
所々からこの主人公が元刑事で今の電話番は謹慎先の職場であり、刑事復帰を求めて翌日に裁判を控えていることがわかる。
左遷先での退屈な毎日への鬱屈さをなんとか抑えながら働くアスガーは、誘拐と思われる通報を取り、電話番として現場に行けないながらもなんとか事件を解決しようと、電話番として出来ることをやれるだけやって事件に対処するのだが、どうやらこの誘拐、ただの「誘拐」ではないようで・・・
というのが大まかなプロットである。


鑑賞後最初に感じるのは、とにかく巧みな脚本、その一言である。この電話番という制限ともいえる舞台設定を逆手に取った、今まで誰も観たことがないであろう新しい「映画」のスタイルを確立してしまった。
「サーチ」と似た系統とも言えるか、映画評論家の森直人さんの言うように、確かにこちらの方が舞台設定の「制限」は確実に強い。それでこんだけ面白い映画になるんだもん、素晴らしすぎる脚本である。脚本兼監督のグスタフ・モーラーにはもうあっぱれを100個あげたい。

また、北欧映画ならではというか、ハリウッドなら、この「電話番が受け取る‘誘拐劇’の通報」という突き抜けたワンアイディアだけで終わりそうな物語に、しっかり主人公アスガーの抱える「罪」を絡ませてあるのが秀逸だった。あのラストシーンでの終わりは、観た後もアスガーの今後に思いを馳せてしまうし心に余韻がずっしりと残る。

デンマーク映画ということもあって、主演俳優のヤコブ・セーターグレンは初めて観たけれど、この人の演技も凄く良かった。
脚本の素晴らしさがこの映画のキモであることは間違いないが、それを支えたのはほぼ100%画面に1人で出ていたリアルな「罪を抱えた」アスガー像あってこそである。この人の演技がしっかり観れたから、観客はその電話先の「誘拐劇」の顛末に想像を膨らませることができたのだ。

「誘拐劇」の経過、顛末の「画」は冒頭から最後まで観客の想像だけに委ねられている。100人の観客がいれば100人の「画」がこの映画で生まれるのである。共通の映画を観てここまで鑑賞後の「画」が違う映画も他にないだろう。そういった意味でも今までにない「映画」の楽しみ方を与えてくれる映画である。

今回のスニークプレビュー試写会を訪れた人々は、十中八九映画好きであるが、映画好きであればあるほど、映画をたくさん観ていれば観ているほど、その人の映画体験に基づいた色んな「画」で構成された映画になるんだと思う。この手の体験を映画でしたのは初めてである。サイコーだ。

今回は、この映画を傑作たらしめている
「ずば抜けたワンアイディア」

「上映が始まるまで何が始まるかは分からないスニークプレビュー」
という視聴形式が相まって、宣伝や情報過多の最近ではなかった凄まじく上質な「映画体験」をできた。ここ数年で最高の映画鑑賞だった。
filmarksさん、PHANTOM FILM さん本当にありがとうございました。

PS
余談だが、この映画、「えッ!?」とそれまでのシナリオがガラッと変わるシークエンスで「蛇」が出てくるのだが、蛇ってデンマークでは何か悪い象徴的な意味でもあるのだろうか。
こないだ見た同じくヨアキム・トリアー監督のデンマーク映画「テルマ」でも蛇がちょっと象徴的な使われ方をしてたので、共通項でもあるのかと思った。