Ayakashd

パピヨンのAyakashdのレビュー・感想・評価

パピヨン(2017年製作の映画)
3.6
チャーリーハナム(チャニングテイタムと間違える)を好きになる映画。中盤けっこう見るのが辛くなるが、チャーリーハナムとラミ・マレックの、力強い演技に魅了される。人間の尊厳ってなんだろうって思いながら見た。そして、極限の状況においてさえ、単に生き長らえることよりも、何か、命をかける価値のあるものに命をかけること、を選ぶことがあるのだと思った。あのふたりがなぜそんなに強い絆で結ばれたのか、明確な理由づけがされていないところも魅力的だった。お互いを死なせない、見捨てない。そのこだわりは、時に客観的に見ればナンセンスだが、でも二人が生き続ける上でその信念が必要だったんだと、不思議な気持ちになった。
しかし本当に、世界大戦を境に世界の人権に対する認識は大きく変わったんだよな。およそ100年前とはいえ20世紀にこんなことが許されていたとは。
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