シネリーマン

パピヨンのシネリーマンのレビュー・感想・評価

パピヨン(2017年製作の映画)
3.5
公開当時に鑑賞してずっと下書きに残っていたものを今更投稿。



今では監獄跡地として観光地になっており、フランス史上最悪と言われた悪魔島(デビルズアイランド)を流刑地として使っていた1930年代に、実際に服役していたアンリ・シャリエールの自伝が原作の脱獄劇。

自伝も、73年公開の同名作も未鑑賞。
鑑賞後に史実を調べてみたら、本作では登場人物の役目などを少し変えているらしいので、史実を正確に知りたい方は自伝を読んだ方がよさそうです。


盗みで稼ぎ、胸に蝶の刺青を入れていることからパピヨンと呼ばれるアンリ・シャリエールが、組織に嵌められ殺人の罪をなすりつけられ、無実の罪で悪魔島の監獄に収容されてしまい、悪魔島で出会った紙幣偽造の天才ドガと脱獄の計画を立てる。

しかし、脱獄に挑戦するも失敗を繰り返し、失敗する度に厳しい懲罰を受け、過酷な環境により仲間を失いつつも、残っている仲間を信じ、新たな計画を立て、自分も役割をこなし挑戦する。

パピヨンは殺人は無実とはいえ、普段から盗みはしているので、捕まるのは自業自得であり、脱獄というのも普通であれば容認できないことですが、13年間で9回もの脱獄に挑戦する意志の強さ、脱獄にかける男達の熱い物語に、途中からは成功を祈る想いで、計画の途中途中に起こるハプニングの度にハラハラし、自分も脱獄仲間になった気分を味わえてとても面白かったです。


パシフィック・リムで好きになったチャーリー・ハナム目当てで見ましたがめちゃくちゃカッコ良かったです。