ナツミオ

パピヨンのナツミオのレビュー・感想・評価

パピヨン(2017年製作の映画)
3.8
WOWOW録画鑑賞
アンリ・シャリエールの原作・実話の映画化。リメイク版。

2017年米・セルビア・マルタ・モンテネグロ合作
監督 マイケル・ノアー
脚本 アーロン・グジコウスキ
原作 アンリ・シャリエール『パピヨン』『パピヨンは死なない』
主演 チャーリー・ハナム レミ・マレック ローランド・ムーラー トミー・フラナガン

1931年フランス・パリ
胸に蝶『パピヨン』の刺青をしていることからパピヨンと呼ばれる金庫破りの主人公(ハナム)は金庫破りの一仕事を終え恋人と過ごしていた。
組織に殺人の濡れ衣を着せられ南米ギアナの孤島の刑務所へ移送される。
護送船内で知り合った国債偽造犯ドガと知り合う。
大金を隠し持ったドガの警護を条件に脱獄に必要な資金を出すことで二人は次第に友情が芽生えてくる。
脱獄のチャンスを伺うパピヨン。
ある日、脱獄したが捕まる時に2人を殺した友人の死刑が執行される。執行後、死体運搬をさせられる2人だが、警備の隙を見てパピヨンは脱走するが・・・

独房へ懲罰として1年閉じ込められるところは、前作の方が悲惨さがあり、生きる為に虫を食するなど生への執念を見せつけられるシーンも無い。

パピヨン、ドガを演じた2人、ハナム、マレックの演技は良かったが、前作のスティーブ・マックィーンとダスティン・ホフマンの熱演は超えられなかったと思う。
マレックの特徴的な目は、どうしても絶望感を感じなかったのは残念。

本作品は、
映像が綺麗、ギロチンのシーンは少しグロい描写だが、他にはあまり残酷な場面は少ない為、刑務所の陰湿さ、悲惨さが薄い様に感じたが、2人の友情は前作同様に熱く描かれていた。

パピヨンが脱獄に成功してからのシーンがあり興味深く観られた。

どちらの作品も観比べて楽しんで下さい‼️
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