ジャッキーケン

ハロウィンのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

ハロウィン(2018年製作の映画)
4.5
フルアーマー化したローリーvsマイケルマイヤーズ40年越しの死闘!

1作目から40年後を舞台にし40年間精神病棟に隔離されたマイケルが再びあのマスクと対面し周りの患者のボルテージが上がりついにあの1作目から再びゴングとして鳴り響くメインテーマ!
オープニングから飛ばすなぁ!

あのローリーの家に尋ねる記者たち
何も変わらないマイケルを他所に完全にサラコナー級にキャラ変したローリーこと老女の域に達したジェイミーリーカーティスが顔を見せる。前作のローリーとは別人かのように変わり果ていつでも戦闘態勢なローリー、ジェイミーリーカーティス良い歳の取り方してる。案の定、戦闘系に路線変更したローリーなだけに「運び屋」のイーストウッドばりに家族からは疎遠
サラコナーも結婚と離婚を繰り返してただけに「家族と疎遠」はステータスなのだろう!

マイケルがあのマスクを被る時、物語は一気に加速する、割と平坦なテンションだった前作に比べると本作は緩急が凄まじい。
マイケルがいかに標的に忍び寄るのかを見せる長いカットや1作目では血をほとんど見せずに工夫した見せないスプラッター描写に加えスンナリとグロ描写を見せるカット、マイケルマイヤーズ流殺しの美学がジョンカーペンターの手によって蘇り昇華している。
ライトオフマイケル刺し
ステルスマイケル刺し
顔面崩壊マイケル蹴り
クローゼットマイケル
ダイイングメッセージ代わりの死体置きも磨きがかかってる

40年間マイケルとともに人生を歩んできたローリー以外の人物によって起きる想像だにしないどんでん返し
特に後半からプロット的どんでん返しやナーメテーターどんでん返し、前作を踏襲してるのは間違いないが明らかに盛りに盛ったカーペンターから受け継ぐデヴィッドゴードングリーンのサービス精神に参りました!

ローリーハウスを舞台にマイケルvs3代に渡るローリー家が展開されていくがここからホラーをど忘れしたアクション映画が展開され、ついに顔を合わせるローリーとマイケルのご対面はシリーズファンは最高に盛り上がる。ローリーだけが備えていたわけではなかった完全に予想だにしない痛恨の一撃は拍手を送りたくなった。

ハッピーハロウィンマイコー