さて、今作は正真正銘の「ハロウイン」の続編ということで期待したのですが、その期待は裏切られてしまいました。これは怖くなかったです。
恐怖のきょの字も感じませんでした。一体何だったんだろうという感じです。まあ、でもサイコスリラーとしてはまあまあでした。テンションを抑えてサイレント映画風なシーンもありました。
ジェイミー リー カーテイスはやはりすごいですね。存在感が違いますしタフさもハンパないです。ジュデイ グリアも孫娘役も良かったです。ラストで3人がマイクに立ち向かうシーンはお見事でしたね。よく演出されたいいシーンでした。
マイク マイヤーズは今作ではバッサバッサ人を殺していましたが、描かれ方にムラがあって恐い性格も何もなく終わってしまいました。私が思うに恐いキャラというのは性格があり、モラルコードというかやっていいこととやっていけないことの両方が備わっていてはじめて恐いのだと思います。見た目が怖いから人は今日笛を感じるという側面もありますが、何よりも性格でしょうね。
監督のデビッド ゴードン グリーンは描き方が緩いですね。オリジナル版「ハロウイン」へのオマージュはたっぷりありましたね。例えば、学校の外の窓のシーンはオリジナル版を再現したような出来となっています。
ジェイソンやフレデイの方が見た目とやってることのギャップがあって恐いですね。人食いレクター博士とか恐いと感じます。このマイケル マイヤーズは全然でした。消化不良です。私の後ろに座っていたカップルも全くきゃとかいや〜とか声をあげてなくて全然効果的でなかったです。
まあ、でも世の女性たちにマイク マイヤーズのような恐怖に立ち向かえとでも言いたいのでしょうか?ノリが軽いです。短めですが、こんな感じです。