オリジナル作品へのリスペクトが感じられる作品。思わずにやりとさせられるオマージュのほか、マイケルの怪物性ばかり取り上げられていたリメイク版と違い、神出鬼没な幽霊性とが混在したキャラクターがちゃんと活かされていてとてもよい。
音楽やカットも、オリジナル版を彷彿とさせながらも新鮮なものが多く、マイケルが町を徘徊しながら住人を殺していく一連の動きをワンカットで映すシーンはおおっ、て感じだった。
ルーミス医師は不在だが後継者がおり、その研究の意図が間違った形で受け継がれていたという設定が面白かった。
またなんといってもローリーとマイケルの対決シーンは熱い。オリジナルファンも盛り上がれるし、ホラー苦手な新規鑑賞者も楽しめること間違いなし。