平田一

ハロウィンの平田一のネタバレレビュー・内容・結末

ハロウィン(2018年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

スラッシャー映画自体はあまり見てない人間だけど、これは良かった!マイケルがとにかく怖くて、ホントビビった。

何に怖がったかというと、意思精通の余地が見えない相手が迫ってくることだった。人間だから余地ってのはあると思うのが普通だけど、マイケルにはあるか無いかが判然出来ない。故に怖い。日用品を手に入れて、手当たり次第に殺していくのも勿論怖い。怖いんだけど、何より一番恐ろしいのは、何も想像できないところ。

カウンセラーや記者の二人が、マイケルを知ろうとしても、深淵にゴールは見えない。見えないからこそ底が怖い。そこにみんな引きずり込まれて、一人は殺しに魅せられていく。そこの面も引っくるめて、ホントとにかく良く出来てる。そしてそれに立ち向かってくローリー・ストローズも然り。いやこんなに充実しているキラー映画は珍しいわ!

続編も進んでいるし、映画館で観たいけれど、ラストカットの"あの包丁"が何かスッゴく不安で嫌だった。それを持っている相手が"あの人"っていうのも不穏…
平田一

平田一