中国、香港で制作された本作を象徴するアイテムを並べてみよう。
しゃぶしゃぶ、伝統楽器、コスプレ、アニメ……意味がわからないかもしれないが、これらはすべて”青春”である。
好きなものを好きだと叫ぶのは、実はとても難しいことだ。
それは日本だろうと中国だろうと変わらない。
ピアノやバイオリンなどの西洋楽器を使った音楽が好きというのは理解されても、伝統楽器を用いた音楽が好きというのは、少し奇異な視線を集める。
彼女たちは”好きなものを好き”だと叫びたいだけだった。
その叫びを楽器に託し、精一杯音色を響かせ、音楽を奏でる。その音はスクリーンを超え、観客を強く魅了し、この映画は傑作青春映画となった。
是非とも日本でサントラと公開規模拡大をお願いしたい。
彼女たちの情熱と、可愛らしく凛々しい表情を何度でも味わいたくなる、そんな作品だった
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