すぽんじ

コールド・アンド・ファイヤー 凍土を覆う戦火のすぽんじのレビュー・感想・評価

3.8
【足りないなぁ、が癖になる】

1851第一次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争終結〜
ワイルドで快活な兄ラウスト、
ロマンチストで繊細な弟ピーター。
が、ハスキーボイスの少女インゲに出会って、究極の三角関係と戦争が始まる。

少女時代のインゲ、ロリ顔にハスキーって無双すぎる。12年後のインゲもハスキーボイスにして欲しかった〜(º̩̩́₀̑º̩̩̀)
でも叫び声と叫び顔がスンゲェから合格。
美人ヒロインがこんな顔で泣くの、なかなか観た事無いと思う。

声繋がりで言うとイケメンに育った兄弟も笑い声ブサイクなの好感しかない笑
そんで兄弟の修羅場を見に来る戦場の仲間たち可愛いな。
仲間の中には超能力者ヨハン、イケメンで頼れるディーネセン少尉などパーティ組んだら最強だろメンバーも居たりして楽しい。ただ直接あんまり話には絡んでこないから期待しないで笑

まぁそんで悪役…というか意地悪キャラが本気でどこまでも意地悪なのエグい。
私が今まで観てきた映画のセオリーぶっ超えてくるプレミアム意地悪。
時代関係なく意地悪キャラは居るもんだけど、戦争で満身創痍な上に意地悪ウヨウヨしてんの人生ハードモード過ぎる…(꒦ິ⌑꒦ີ)  ༘*

厨二感バクハツのドクロ軍服着た顔面凶器のラスボスみたいな敵キャラが大暴れ展開!?かと超期待したのにクソモブ扱いで泣きそうだったのがMVP笑笑

と、ここまで書いて今までになかなか無い戦争映画だったかもな〜と急に感慨深くなっている私が居る笑
これまで数々の素晴らしい戦争映画を観てきたおかげで、セオリーぶっ壊され展開が楽しくてしょうがなかったのとか、
1つ1つの出来事をまるで戦争に行ってきたおじいちゃんから耳元でコソコソ聞いてるような身近さもあったりして不思議な感覚になれる、めっけもんな1本だった。

2022/08/24GYAO無料配信*字幕 ﹙寝た﹚
2023/03/23GYAO無料配信*字幕

他のユーザーの感想・評価

mh

mhの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

1864年第二次シュレースヴィヒ戦争を背景にしたビルドゥングス大河ロマン。
大ヒットした60分×8話のTVシリーズがもとで、それを2時間に縮めてる。
役者さんは一流だし、塹壕戦は迫力がすごい。予知能力者なんかも出てくるのが素晴らしい。この映画で初めて知ったけど、デンマークにあるドイツへの遺恨(領土問題含む)は押さえておいたほうがいいんだろうね。
海外版ウィキペディアから、カットされた部分を把握する。
・ヒロインと行動をともにしている女性はジプシーの娘ソフィア。
・ソフィアはデューデリク(ウィキペディアだとディドリッチ)に乱暴され妊娠しているので、デューデリクは序盤からホラ吹きでヤな奴は確定している。
・私生児の名前はラウストでソフィアが育てている。
・弟はソフィアと結ばれる。
・2010年が舞台になったパートもある。
とのことで、俄然、オリジナル版が見たくなる。
なんの脈絡もなくヒロインの母が毒親だったり、ヒロインのほうもなかなかの痴れものに仕上がってるのは、たぶん大幅なカットが原因。
ヒロインの登場シーンは鮮烈でよかったなぁ。
短縮されたDVD版の締めくくり方も、これはこれでなかなか良かった。
B級戦争ものを彷彿とさせるジャケと邦題を決めたのは、彩プロがやったことなのでしかたないけど、どうにかならなかったものかね。
風合いの似ているベルトリッチの「1900」を意識しての原題「1864」なのかと思ったけど、「1900」も邦題とのことなので、なにがなんだかわけわからんな。邦題問題は根が深い。
テレビのほうもハイレベルというか、そういった下地があるからこそ、ハイクオリティなデンマーク映画が作られているんだろうな。
特に、脚本の方面が素晴らしいので、今後もデンマーク映画には注目していきたい。
めちゃ面白かったです!
犬

犬の感想・評価

3.3
手紙

激動の時代の中で生まれ育った兄弟ペーターとラウスは同じ女性インゲに恋をするが、デンマーク首相モンラッドが強国プロイセンとオーストリアに宣戦布告したことで、つかの間の平和は終わりを告げる
兄弟はインゲをめぐる三角関係を抱えながら、志願兵として戦場へと向かい……

19世紀デンマークの過酷な戦場に身を投じた兄弟の運命を描いた戦争大河ロマン

思春期から

戦場の過酷さ
悲惨な描写が

壮大でした

民族
ロマンスの感じ

アクションもスゴい

女性たちも印象的でした
だぶ

だぶの感想・評価

3.3
田舎の兄弟と幼馴染の娘の三角関係と戦争映画

まーたミケルセンすぐいなくなる
なんで少年3人でアレしてこーして瓶にためてあーするのよ
そこが衝撃的すぎちゃって、もうさ
崔

崔の感想・評価

4.5
戦場の残酷さ、政治家野心家たちの無慈悲さに対する描写がリアルすぎてぞっとする。

このレビューはネタバレを含みます

びっっっくりするくらいゆったりしたストーリー運びで、起承転結の起がとてつもなく長い。

戦場での戦闘シーンは見応えあり!

登場人物の誰にも感情移入出来ないし、言動に納得も出来なかった。
theocats

theocatsの感想・評価

3.4
雰囲気出しの努力が感じられる北欧戦争悲劇

まず史実におけるデンマークとドイツ(当時はプロイセン)・オーストリア間の戦争という点で興味深い。

戦闘場面はかなりリアルでこちらに相応のショックも伝わってくる重厚さもあり。※視覚的にリアルではあっても肌感覚的ショックも疑似痛感も伝わってこない軽量描写だと鼻白むだけ。

色味的にややくすんだ映像や両陣営の武器の違いなど雰囲気や考証性も充分という印象。

しかし、人間ドラマパートはまず兄弟間の違いが分かりにくく、死にそうだった兄が急に元気になっていたり、太っちょ二人が判別しにくく混乱したりと若干難儀した。
戦争悲劇という点でも胸をえぐるような慟哭とまではいかず、ラストの生き残った弟(叔父)と甥っ子の場面でちょっとだけ喉元が痛くなった程度。

その他リアル描写という点では男児につきものの「性的成長に伴う各種問題」をストレートに描いていたのも、別の〝深み”を増し加えるという点で奏功していたと思われる。

総じて、打ち震えるような大感動巨編というわけではないが、製作陣の努力がしのばれるという点で悪くない作品という位置づけ。
002109
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