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ねずみの騎士デスペローの物語のskywalker888のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ねずみの騎士デスペローの物語

ハツカネズミのデスペローは、他のネズミより耳が大きく、ハツカネズミらしく怖がらないため、周りから疎ましく思われる。ネズミはもっと怖がらないとういけないという風習があり、勇気を持って挑んだり、本を読んだりすると、評議会にかけられて、ドブネズミの住む世界に送られてしまう。

この全く変な思い込みと、魔女裁判のようなシーンがでてくる。

ドブネズミのロスキューロは、誤って王妃のスープに入ってしまい、それを飲んだと思い込んで死んでしまう。そして、その時からドブネズミは忌み嫌われて、地下に追いやられてしまうという話だ。


ただあまり、登場人物に感情がなく、ロスキューロにしても、何も悪くないのに一方的に憎まれてしまうかわいそうな感じだ。ハツカネズミのデスペローは王女のピー姫(もっとかわいい名前はないのかw。)と話し、ドブネズミに会いたいといっていたのに、実際にロスキューロが会いに行くと、パニックになり、ないがしろにしようとする。かなり意味不明だ。おそらく日光に長らく当たっていないせいで、やせ細っているから、精神をやんでいたのかもしれない。


ピー姫の世話をするミグという世話係がいるが、彼女はもともと豚小屋にうまれ、豚を世話していた。ミグの義理の親は彼女に辛く当たり、泥まみれになって生活しているうちに、こんな世界を飛び出して、応急に住むことを夢見ていた女性だ。

スピリチュアル本でも、引き寄せの法則とか、好きなことをやれば成功するなどとあるが、現状が辛くてたまらない人向けに書かれているのだろう。

この豚小屋にうまれたミグと同じように、絶望的な状態から抜け出すには、夢を見るしかないというわけだ。
実際ミグは、王宮にすんで、こんな家具を使ってと、詳細にわたりイメージしている。そして実際に、王宮で仕事をするようになったわけだ。

引き寄せの実践者であったのだ。ミグのように毎日辛い現実を受け入れるのではなく、妄想でなりたい自分になってしまうほうが楽しい。

しかしそのミグもロスキューロにささやかれて、王女を牢屋に閉じ込め自分が王女になろうとする。そんな作戦うまくいくわけないのだが、結局自分が牢屋につながれることになる。


願望実現のヒントがあったりと以外に収穫がある映画。
どんなに絶望的な状態でも、
もうすぐよ!叶うわ!!
とあきらめない執念がすべてを引き寄せる。

とにかくはっきりと思い描くのです。
それが現実の鍵でしょう。ナレーション。w
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