うずくまる

キャッチ ア ウェーブのうずくまるのレビュー・感想・評価

キャッチ ア ウェーブ(2006年製作の映画)
2.4
「ビーチ・ボーイズっぽいの作ってみました」という感じの作品。
脚本家、監督ともこれ一作のみの人物の様。三浦春馬の若き日のピュアさ、濱田岳のコミカルな存在感、坂口憲二のサーフィン姿、自粛中の旅行気分獲得くらいがプラス面。
今見るとジェンダーバイアスがひどい。男たちの意地の張り合いのなか加藤ローサ扮するジュリアは基本叫んでいる。「大洋!」「やめて!」「ばか!」そして、誰からも意見を尊重されず無視されてなぎ倒される。お礼に映画に誘ったのに奢られている。トロフィーワイフ的にキスしたあとはいきなりカットが切り替わり二人の関係性の描写とかもない。

展開の説得力も希薄。16歳の男の子達だから、という理由だけで竹中直人扮するデュークがひと夏3人も養いサーフボードとウェットスーツ買い与える?お店繁盛しているように見えないけどな?濱田岳扮する田渕が大ケガしたのに親に連絡しないの?っていうかこの三人なんで仲いいんだっけ…とか疑問がつきないから海見てボーッとしたいときに見るのが正解の鑑賞方法って気がする。

同じような海辺の青春ストーリー作品でも岡田将生主演のホノカアボーイなんか良かったけどなあ。。三浦春馬って若いときの映画脚本はあまり恵まれなかったと思う。
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