｢おれの言うことを聞かないと娘を殺すぞ｣的SF作品。
家族を脅しに使って犯罪に加担させる作品はいくらでもあるが、本作はそれらとは少し違う。一応SFの体を保ってやがるからである。
その一本化しないぐちゃぐちゃ物語が最後に収束するのだが、収束の仕方がだいぶ雑でfilmarks全体のスコアが低いのも頷ける。
悪いヤツもなんか具体的じゃなくて腹が立つ。突然何かの音楽聴きだすのだが、おまえはどっかの映画の敵役ハッカーか。
しかし、立体音響をフルに活かした最後の方の盛り上がり(なのかも不明)はとても意外だった。大きいシネコンの大きいスクリーンで観ても差し支えないアクションを、新宿の地下にこっそりあるミニシアターで観ることになるなんてね^^
映画の満足度は低いけど、それでも最後は楽しかったし、｢モニタリング｣ほど嫌じゃなかった。
