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白雪姫の赤い靴と7人のこびとのレクのレビュー・感想・評価

3.8
童話『白雪姫』を下敷きにルッキズムを切る、諧謔と皮肉たっぷりに描いた整形大国・韓国のアニメ。

赤い靴を履いた時だけ美女になれるぽっちゃりプリンセスと呪いによって小人となった7人の勇者が魔女と戦いを挑む。
プリンセスのCVがクロエ・グレース・モレッツ。

キャラデザは『塔の上のラプンツェル』『アナと雪の女王』のキム・ジンということもあり、ラプンツェル同様に若さと美に執着する魔女との対峙が描かれる。
"プリンセスは美女"という価値観を覆す"ありのままの姿が大切"だという往年のディズニー・プリンセスへのアンチテーゼとして見ると面白い。


本作では呪いをかけられずんぐりむっくりの緑のドワーフとなった王子は目を閉じている間、視覚に入らない間だけイケメンでいられるんです。
そもそも父親が外見で選んだ奥さんが魔女だったことがこの物語の元凶で、そこを含めてもルッキズムを逆手に取った良い設定だと思う。
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