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ロケットマンのnori007のネタバレレビュー・内容・結末

ロケットマン(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

「キングスマン」が大好きで、そちらに出演していたタロン・エガートンとエルトン・ジョンがエルトン・ジョン伝記映画を撮ることになるとは、とても驚きである。
しかもまだ若手のタロンが、晩年のエルトン・ジョンを演じるなんて。。。その肉体改造ぶりはすさまじくまるでアーミル・カーンのようであった。

エルトン・ジョン自身が製作総指揮をやってはいるものの決してエルトンマンセー映画ではなく、自らのダメっぷりをさらけ出しているのもとても好感がもてる。

幼少時代は、両親の愛情を受けることもなく孤独な幼少期をすごすが音楽の才能にだけは長けていた。そしてある時ロックンロールと出会うこととなる。



ただ、これは本当に個人的な好みの問題なのだが、ロックにはかっこよさを求めてしまう。ところがこの映画はかっこよくはない。ロックの目覚めはエルビスで、その後ジョン・レノンから取ったジョンという名を名乗るようになり、リーゼントで決める。俺のピークはこの時点であった。

その後は、爆発的にヒットを飛ばし大スターになるのだがそれと同時にオネエ感とおっさん感が増し、人間的にもクソ野郎感が増す。ファッションセンスも最悪である。
ましてやノーマルの人間から見ると、男同士のいちゃつきはかなりキツイ。

というわけで、タロンの熱演は本当に素晴らしいのだが、個人的にはほとんど楽しめなかったと言っていい。
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