HOHO

ロケットマンのHOHOのレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
4.2
孤独。
鮮やかなステージに惑わされ、覆い隠されると思いきや、親からの愛をついぞ得られなかったレジーの孤独は、その旋律に乗せまっすぐに我々に届く。
愛が実感できないことって、こんなに痛いことなんだ。愛は彼の周囲にないわけではなかった。感じることができなかったことが、本当に傷になって彼を痛めつけていた。
現在のエルトン・ジョンが、真の愛を見つけたという救いを知り、私はようやく安堵し、涙を流していた。それくらい、つらい映画だ。でも、人は感じられなかったものを感じ、それを大切にすることができる。つらいだけではなく、人間讃歌でもあった。
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