このレビューはネタバレを含みます
自分を愛してくれる人は選べないけど自分が愛する人は選べる。
改名から始まりド派手衣装や薬物諸々の依存症も幼い頃に親に選ばれなかった、と思い込んでの本来の自分は価値がないという自己評価の低さから来てるのかなと思うとどんなに調子に乗ってても荒れててもずっと寂しさが漂ってて切なかったです。特に鏡の前で笑顔を作ろうとする場面はタロン・エガートンの表情に泣かされました。
タロン・エガートンは憑依でもなりきりでなくもう1人のエルトン状態で歌も物真似でなくもう一つの完成品で素晴らしかった。俳優独特の世界観ある歌声。
そしてボヘミアンラプソディーでも暗躍してたジョン・リード、底知れない欲と情のなさ、そしてビジネスの世界を泳ぎきる抜け目なさ。流石というかこの人主演の映画が見たい。リチャード・マッデンいいなと思われた方、フレンチランおすすめです!
ブライス・ダラス・ハワードやっぱりいい女優さん。そしてエルトンの気持ちには添えないけどずっと変わらない友情を投げてくれたバーニー役のジェイミー・ベルの抑えた演技素晴らしい。
ラスト– I’m Still Standingで終わるのもテーマに合ってたしタロン繋がりで良かったです。