いい！どっかで聞いた話感はあるけど、タレン・エガートンがそうした瑣末な問題をぶっ飛ばすほどに、いい！特にラストが最高にチャーミングで、格好悪くてカッコイイ！！
結構、ガッツリとミュージカルで、時代はアメコミと音楽映画やなと思う今日この頃。皆さま、いかがお過ごしですか？止めどなくアホな私ですが、元気にやっております。
そんなことは、どうでもいい！誰がアホやねん！
エルトン・ジョンの伝記的映画ってことで、何かとボヘミアン・ラプソディーと比べられてしまうのはやむを得ないけど、アレはアレ。コレはコレ。
作りとしては、ボヘミアンよりもキッチリしてた。で、盛り上がるところでキッチリとミュージカルに入ってくれる。いやあ、ストレスフリーな品質ですわ。真っ直ぐな作り故に、ボヘミアンよりはエモさには欠ける。それでも充分に、ラストには最高のテンションにしてくれるのだから、申し分ないです！
私はエルトンのことをあまり知らないですけど、それでも充分に楽しめたし、むしろ素直に作中の人物として共感できましたよ。
直前に「ダンス・ウィズ・ミー」を観てたこともあり、在りのままの自分で生きようとする者の力強さを表現するのに、音楽は偉大だなあとも思いました。
そして、なんつーか、とにかくエルトンの生き様に拍手を送りたくなるし、天才が天才であるが故に孤独に生き、その中でどういう選択をし、どう生きるのか、こーゆー話に滅法弱いなあとも思う訳です。
途中途中にあるケレン味ある演出が最高なグルーヴを生み出す時もあれば、やり過ぎコメディになっちゃう時もあったかなあと。でもまあドラッグでキメてるからと言うエクスキューズもつくので、滑稽であることが寧ろ切なさを生み出してもいて、多重感情を引き出すといえば、大人な作品でもあるなあと。
特に白眉なシーンとして上げたいのは、前半にある「僕の歌は君の歌（Your Song）」誕生シーンと、後半の「I'm Still Standing 」。最高of最高‼︎ これだけでも観る価値あり‼︎ 全俺が泣いた‼︎
まあ、あーだこーだ言っても、結局はライブで感じてナンボの作品なんで、迷っているなら観ろ‼︎と言って本レビューを締めたいと思います。まだまだ暑い日が 続きますので、皆さま体調にはお気をつけくださいませ。
かしこ
