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ロケットマンのmisaのレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
4.7
ようやく観れた(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
もう、想像以上に曲がタップリ、PV的ファンタジー演出の中にもしっかりと物語や精神背景があって、よくもまぁここまでエルトンの曲とうまく絡ませて制作できたよなぁ…と感心しきり。どのミュージカルシーン、ライブシーンにも、大満足でした。

突如歌い出すミュージカルって、ただの状況説明みたいになる事もあると思うんだけど、すべての歌が心に入ってきた。映画のために作ったんじゃない、本物の歌。
バーニーとエルトンの天賦の才に、心が震えました。


ここからは、ややネタバレです。




初期のYour songは、元々の素晴らしい才能が合致した瞬間でもあり、あのシーンは鳥肌モノ。やっぱりあの楽曲は、ずば抜けて良いわぁー。
ラストのI’m still stundyingは本物のプロモを再現していて、ファンにはたまらなかっただろうなぁ。ただ、知らない人は、なんじゃこりゃ、じゃなかろうかと…(笑)予習しておいて、良かったです。

しかし、幼少期からの両親の愛情不足は、大人になるとああいう形でも爆発するんだというのがよく分かった。母親が子供を愛せないなんて信じられないけれど、でも実際に相性の悪い親子ってゴロゴロいるわけで…。あの父親にいたっては、もう毒親としか言えない。
私も母なので、息子ほどかけがえのないものはないのにと思うと、本当に悲しくて…。そこに泣けました。泣きました。
あんな経験がなくてもエルトンはきっとスターになれる才能があったのだから、本当に、よく頑張ったね、って言ってあげたい。
愛を得るために「認められたい」から、頑張りすぎる。ダダをこねる。
エルトン、働き者だったんですね。毎年のようにアルバムリリースして、ツアーもきっとたくさん。そら疲れるよ…。

エルトン・ジョンは、私の中では、交友関係の広い、気さくでおちゃめなセレブというイメージがあって(キングスマンのイメージも強い)きっとこの作品ではかなり彼の主観が強いであろうとは思うものの、あのタロンくんの全力の演技を観るかぎり、そして親友バーニーが素晴らしい人物だというのが伝わってきたから、きっと私の想像通りの人物だと、信じたい。

あとはもう、とにかくタロン・エガートンですよ。体当たり演技もミュージカルシーンも全力投球なのがビシビシ伝わってきました。何より、イーグル・ジャンプやキングスマンでのダサ眼鏡姿が、パワーアップ(笑)ダサいの通り越して、もう何でも似合うじゃん。可愛いです(//∇//)

あのギンギラギンの衣装はエルトンの心の仮面でもあったかもしれないけど、まあ本人の趣味ですな…。

ちなみに観ると決めた時から、Apple Musicで「はじめてのエルトン・ジョン」を聴きまくりました。聴いておいて大正解。
(映画サントラは、タロンくん歌唱ではなく、エルトンのオリジナル楽曲のプレイリストも最近出来ていた。もっと早く、つくっておくれやさい…)

彼の曲がピッタリ好みかというとそうでもないからもう頻繁に聴くことはなさそうだけど、一度聴くと忘れられない、キャッチーなフレーズばかり。

鑑賞後は、曲を聞くたびに心が痛くなってしまうのも、あまり聴きたくない原因に(笑)

それくらい、心を鷲掴みにされる作品でした。ミュージカルとしても、一人の人間ドラマとしてもおススメ!