ゴールデン・グローブも取って話題作だったのに結局行かずじまいになってしまった本作。まあ興味はあったけどちょっと乗り気にならなかったんですよね。
近いところだと『ボヘミアン・ラプソディ』とかはやはり比較されるところだと思うのですが、前者は猛烈に感動させられました。Queenは大好きなバンドでしたし、劇場で２回目を見たのは久しぶりなくらいハマりました。ライブ・エイドのシーンとか鳥肌物でしたから。
一方、本作はなぜハマらなかったかって個人的理由で申し訳ないですが、エルトン・ジョンってネームバリューほど曲知らなかったんですよね（笑）なんか破天荒な感じの人ってザックリすぎるイメージはあったんですけど、ほぼ知らないと同様レベルで、その差は圧倒的だと思います。
本作の魅力はやはりタロン・エガートンの歌唱力だとも思うのですが、その歌う曲歌う曲が見事にピンと来ず。「ユア・ソング」はいい歌でした。曲もダウンロードしましたし。だけど比較的どの曲もあっさりと終わっていく印象があったので、心に残るようなものが少なかったように感じました。知らないだけかもしれないけど。
あとはQueenのそれと違ってミュージカル色が強かったですよね。だからこそロケットみたいにぶっ飛んでくみたいな、ああいったポップな演出とかは活きてくるとは思いますが、どっちかっていうと前者のが好みかな。
また、同じような性の悩みを抱えていたという点ではエルトンの方がその葛藤は描けていたと思います。幼い頃の経験をずっと引きずったまま成長してしまった苦悩。エルトンに対する知識がなかったからこそ、見方が変わりました。
結構比較して語ってみましたが、まあ知ってるか知らないかはやはりデカいですねという話。エルトンごめんよ！
