おとうちゃん

キングダムのおとうちゃんのレビュー・感想・評価

キングダム(2019年製作の映画)
4.2
夢があるから・・・

実写化不可能と言われてきた大人気漫画がついに映画化。原作ファンの私めは期待と不安で押しつぶされそうになりながら、今日という日を待ち望んでの公開日鑑賞。

結論から言うと…………………「すごく良かった!」

原作漫画の中でも、起承転結がはっきりしており、比較的ストーリーが分かりやすく面白い1〜5巻までの映像化。
原作にかなり忠実にストーリーは展開する。

そこで問題は、劇画の映像化にありがちな、「こんなの〇〇じゃない!」である。

信(シン)...後の大将軍:山崎賢人
頑張って熱いキャラを演じており、期待を上回る熱演をしてくれているが、欲を言えば顔が綺麗すぎて奴隷っぽく見えず、もし菅田君なら...って無い物ねだりが脳裏をかすめる。

嬴政(セイ)...後の始皇帝=漂(ヒョウ)...信の親友:吉沢亮
一人二役の難しい役だか、これが凄くイイ♪
セイはセイ以上ヒョウはヒョウ以上...原作を超えた彼の役作りの上手さが、この映画をキリッと締めてくれている。本作MVP♪

成蟜(セイキョウ)...セイの弟クーデターを起こした張本人:本郷奏多
見ているだけで胸糞悪くなるチンケな大悪党を演じさせたら、日本でこの人の右に出る者はいないだろう。←絶賛してます!

ファンが語り出すと長くなるので、後は適当に端折るが・・・
河了貂(カリョウテン)の橋本環奈...可愛すぎ♪
楊端和(ヨウタンワ)の長澤まさみ...太ももエロすぎ♪
王騎(オウキ)将軍の大沢たかお...オカマすぎ♪

言い出したらキリがないが、とにかく予想よりも ずっとイイ♪

中国ロケを敢行した圧倒的な世界観と迫力。
「原作を超えた映像」...とまでは言わないが、ようやく日本の特撮もMARVELやDCに一歩近付くことができた気がする。

夢があるから、立ち上がれる!
夢があるから、前に進める!
夢があるから、強くなれる!
夢があるから、高く跳べる!

元々お家芸と言われた日本の特撮。
しばらくアメリカに王座を奪われているが、圧倒的に不利な状況から王座を奪い返したセイとシンを観ていると、日本の特撮が王座を奪還する日も必ず来る......ような気がする😅w

そう...夢があるから・・・