そういえば、以前山崎賢人が信でキングダムの短い動画が作られたことがあって、それがとても良かったのを覚えている。
映画化と聞いて、それを思いだし、予告を見て期待に胸を膨らませた。
結果、とても満足のいく映画だったと思う。
たまたま監督のインタビューを見る機会があり、360度ファンタジーということを意識しながら作ったというようなことを言っていたが、紀元前の中国春秋戦国時代を舞台にしたキングダムという原作の世界を描き切ってくれたと思う。
キャストの皆さまはどの人もプレッシャーがあったのではなかろうか。
個人的にはどのキャストにも満足だった。原作モノを多く演じてきた山崎賢人主演映画は全て見たわけではないが、数作見た原作モノの映画のなかでは今作が一番良かったと思う。
嬴政および漂を演じた吉沢亮もハマっていたと思う。
そして、原作でも人気キャラの王騎を演じた大沢たかお。もう少し見てみたいと思わせてくれただけでもありがたし。少ない出番でよくぞ王騎をみせてくれた。
そうそう、長澤まさみの楊端和も良かったが、顔が出ない山の民たちも原作を読んでいた時頭の中で描いていた強い山の民たちがそこにいて、映画を盛り上げてくれたと思う。
見終わった時、あまり間をおかず同じキャストで続編が見たくなった。
あらすじは原作既読ならば恐らくここまでだろうという予想を裏切らないところまでで、大きな気になる改編もなく、そこも良かった。
原作が54巻まで出ていて現在も連載中。よって、この映画で描かれている部分はまだまだ序章なので、欲を出せばこのくらいのクオリティで海外ドラマ並みに丁寧に作ってほしい気もするが、そこまで欲を出さないので、もし次回作を作るならば同じキャストで再び中国に赴いてこのくらいのクオリティのものを作って頂きたい。
その際はまた映画館に足を運ぶので、どうでしょうか(笑)
