2019年20本目。
漫画の実写化としては上出来なんだろうけど、一本の映画としては何というか微妙。
話の構図は至ってシンプルだし展開にも入り込み易くワクワクさせられるけど、何かにつけ主人公に「夢があるから頑張れるんだろうが!」的な事を言わせるのは、漫画ではともかく映画にすると非常にダサい。
丘陵をダッシュする主人公を何回も引きで見せたり、王宮でこそこそする本郷奏多とか、もうちょっと撮り方どうにかならんかったんか?なシーンも多い。
肝心の決戦シーンも敵も味方も頭悪すぎでイライラ。弓矢撃ちまくれよ。
実写化請負俳優・山﨑賢人の段々ルフィみたいになってく演技もアレだけど、橋本環奈のキャラが本当に邪魔。少なくともこの映画では必要性を感じなかった。
元将軍・左慈を演じた坂口拓もアクションは凄いんだろうけど、声細…!
めちゃくちゃ良かったのは王子様顔が見事にハマった吉沢亮で、こんなにかっこよかったのかと思い知らされた。
どんな役でもソツなくこなす長澤まさみと大沢たかおにも役者魂を感じた。
そういや、もろハルクも出てました。