ニニ

キングダムのニニのレビュー・感想・評価

キングダム(2019年製作の映画)
4.5
控えめに言って大満足です。
平成最後の映画鑑賞がこの作品で良かった。
ビジネス書の棚にも並んでいる原作に興味はあったものの設定的に残虐描写が避けられなさそうなので手に取れず。
原作未読ほぼ予備知識なしでの鑑賞でしたが1本の映画として十分に面白かった!
キャスト目当て以外でもう1回映画館で観たいと思った邦画は初めてです。

私自身が基本的には漫画読みなので、定石としてこう来るだろうなと言う伏線がピシャッとハマる快感と、そうきたか!と意表を突かれる展開のバランスも良くて、きっと原作のエピソードの中から然るべきところを適切に集約できているのだろうなと感じました。
それってつまり実写化にあたっての原作へのリスペクトだと思います。
本作にはそれがちゃんとありそうです。
未読の身なので断言はできないのですが……

面白い漫画と出会うと原作至上主義になりがちなタイプの人間です。
人気漫画の安易な実写化は本来スルーを決め込みますが、今年に入って映画館に行く度に毎回のように予告編を目にしており、ONE OK ROCKの主題歌と映像のリンクがあまりに格好良くて段々観たくなりました。
予告編を作ってくれた方にお礼を言いたい。

実写のためだいぶマイルドにされていそうな演出を見て前述のグロ懸念が確信に変わり、やっぱり私には原作は読めそうにありません。
今回映画化されたパートは『SLAM DUNK』で例えるなら花道がゴリと勝負してバスケ部入部を許可されたところまであたりの序章と聞きました。
この先も必ず映画で観たいので早い続編を心待ちにしています。
今作だけだとさすがに要潤を蕩尽しすぎなので少なくとも三部作くらいの計画はあるものと勝手に期待しています。

余談ですが、吉沢亮さん演じる漂というキャラクターがとても魅力的で、吉沢さんの演じる漂をもっと観たい・今回カットされたエピソードがまだあるなら掘り下げて欲しい……!!と思いました。
ですが原作に無いのであれば例え原作者の先生に案を頂いたとしても二次創作の域を越えられなさそうなのでスピンオフはやらない方が良いのでしょうね(・ε・)

1つだけ意地悪な感想を言うと、漫画原作の映像作品によくキャスティングされているイメージのある山﨑賢人。
彼の漫画チックな演技は、今作では良かったかもしれないけれどもう少し歳を重ねたら合う役がなくなってしまいそう。
少女漫画/少年漫画を問わず、漫画から飛び出してくるヒーローキャラに中年の席は多くないから。
少しずつ演技の方向転換を図らないとちょっと心配。

《SCREEN7》
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2019/05/13リピート@TOHOシネマズ日本橋

2回目観て、山﨑賢人はこれで正解な気がしてきた!

《SCREEN6》

配給:東宝
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント