原作は全部買い揃えてあるから、どうしよか迷ってた。ハガレンの様な悲劇になってたらどうしよう!とかね。
誰かのレビューに“原作未読の方が得する”という旨のものがあったが、原作ファンからすると再現度はもうこれがマックスなんじゃ無いか?
それぞれの演者さんはとても良く出来ていた。よくキャラに乗っかっていたし、あまりコスプレ感も無く見られたし、アクションシーンも上手く撮られている。
予算や時間的な制約がある中、現在の邦画ではここまで出来れば十分。ただ、逆にこれ以降の話は残念ながらスケールが大きくなりすぎるので、難しいだろう。王宮内という限定さらた中での話だから、人数もそれなりに絞れていて、無理がない。
ただ“夢”をあまりに強調するのはちょっとダメだったなぁ。政の“中華統一”というあまり大志に共鳴し、周囲が次第にそれについて行くので、それは“大儀”でらもあり、“夢”としてしまうと途端に矮小化されてしまうと感じるのは私だけだろうか?残念であったが、それ以外はほぼ及第点だと思います。大っきなスクリーンで観るが良いでしょう。