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キングダムのkirakirahikaruのレビュー・感想・評価

キングダム(2019年製作の映画)
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「ここから先は、お前の道だ」っていう、前の向き方、ステキだなと思う。
大切な人との別れのあとに、悲しみ尽くすことは死ぬまでできないかもしれないけれど、いっとき泣きまくったら、過去にとらわれすぎないで未来を見たい。大切な人はきっと、それを望んでいると思うから。
ヒョウみたいな命の使い方は本当に美しいなと思う。いつかくる真の平和のために、今生での自分の使命をまっとうして生きられることこそが、人生を謳歌するということなのかな、と思う。短命であり、ストーリーだけ追ったら不幸な人生にみえたとしても、私には輝いてみえた。そして、死の間際にも、大切な人の行く末を思った愛ある言葉をかけることができること、私も密かに目標にしている。それはきっと、自分自身を愛して、その人生を自己肯定できていて、この人生の役割をまっとうできた満足があるからこそ、できることなのかな、とも思う。そういう人との別れこそ、残された者にはつらいけれど、その人生や死の意味がわかった時、その思いをムダにしないという、生きる人の力になってくれるのかもしれない。
そして、先に逝く方の人だって、大切な人を残して逝くことはつらいよね、きっと…だから、残された側であるときも、せめて、この人なら前を向いて生きていける、って思ってもらって少しでも安心して逝けるように、私は自分の人生を自分らしく前向きに心から楽しんで生きていたい。

勝ち負けで争っているうちは、必ず誰かが犠牲になるんだよね…そしてそのシワよせは弱いところにいく。
だけど、ああいう闘いをしてきてくれた過去の人々がいるから、今の私が存在できていて、今の日本は(ドンパチの意味での)戦争をせずに済んでいる。今のところは。
平和と言われていた日本だけれど、全然そんなことない、むしろ、言葉というみえない剣で人を傷つけて、より陰湿になってるような…私も気をつけよう。

攻防は、守りより、攻める気持ちの方が強いパワーになるよね。それは、自分を信じる気持ちなんじゃないかと思った。
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