原作はアメトーーク！で紹介されて存在を知ってハマったからかなり遅い方なんだよ。
始皇帝が主役って他になかった気がしたし、まあ、読んでみっかな？ぐらいの温度だったけど、自分の知らない始皇帝の生立ちや当時の時代背景を分かりやすく、しかも胸踊る展開で見せてくる筆致にヤられて完全にファンになってしまった笑
なので、原作好きの視点で観ることになる。
そーゆー意味ではかなり好感が持てる作りになってたと思う。
比べるのもあれだけど"進撃の巨人"みたいに原作の人気キャラを省いたり、いないキャラ登場させたりすることもせず、愚直なまでに原作を実写に引き写すことに徹してのは正解だったと思う。
特にビジュアルを原作に寄せることに成功してるのが嬉しかった。
かなり個性的で突拍子もないのがワラワラ出てくるから、ここが違ったら一気に興味を失ったと思うから。
そこをちゃんと理解してビジュアルを頑張ったんだと思う。
こーゆー姿勢は大切だよ！
日本のメジャーなマンガ原作の映画としてはいい方だと思うんだけど、じゃあ、自分が楽しめたかって言うと、なんか、そうでもなかった、、笑
ビジュアルは頑張ってて好感持ったと言ったけど、自分の中で、マンガどおりだー😆🎶、ってテンション上がることはなかった。
それはセリフ回りしなんだよね。特に主役の信が終始怒鳴りっぱなしで、喉から血が出るんじゃないかってぐらい力みかえって声を吐き出してばかりで、自分の中の信のイメージと違うってだけじゃなくて、暑苦しく鬱陶しく感じた。何より何かと言うとフルスロットルで力んでるから感情を出せば出すほどフラットになってしまって、信の心の機微が気丈がなく分かりにくいものになってしまってたと思う。
かなり演技プランと演出に疑問を持った。
声で言うと王騎役の大沢たかおもかなり違和感があった。これはイメージの違いでしかないんだけど、王騎の声はもっと艶のある高音を出せる人がよかった笑
おれの理想としてはJUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードかな笑
マンガだから声はないわけで正解や本来もないんだけど、ファンの数だけ、ファンの頭の中で聞こえてる声があるんで、実写映画はそこも納得させなきゃいけない難しさがあるんだなと思った笑
