デニロ

葬式の名人のデニロのネタバレレビュー・内容・結末

葬式の名人(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

予告篇も観ていなかったが前田敦子の無批判なファンとしては気づいたらすぐに観に行かなければならない。

タイトルロールで川端康成というワードが出てきたので、何だろう、と不思議に思う。観ているうちに、と言うか、この作品は一体何なんだと感じ始める。話は散漫で取り止めがなく、不条理な儀式があっけらかんと進行していく。妨害するものは何もない。これが川端康成ワールドと言えばいえるのだろうけれど。いや、川端を使うのならいわくありげに美少女を全面展開して欲しいのだが。

ここ数年連絡もなかった高校野球の元エースピッチャーがアメリカから帰国するや唐突に交通事故で死んでしまう。そこに集まった元級友たち。彼の元妻が前田敦子、女房役のキャッチャー高良健吾の三角関係なども織り込んでドタバタと通夜が行われる。そこからは茨木高校全面展開。校舎巡りやら妙見夜行登山、芸術祭、体育祭、文化祭等々の茨木高校の思い出話を繰り広げつつ、夢現の話を繰り広げる。かなり疲れます。

エンドロールに川端康成ノーベル賞受賞50年、茨木市制施行70周年記念事業云々と出ていて、そんな作品かと思ってしまう。それ以上でもそれ以下でもない作品。

中西美帆はどこかで見たのだが何だったろう。
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