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ブラッド・イン ブラッド・アウトのjusticeviceのレビュー・感想・評価

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本作とアメリカン・ミーはシネフィルよりB-BOYSのクラシックですね。この手の話しはだいたい一緒なんだが(同じ民族なのに縄張り争いから端を発し罵倒したり逃げ回ったりする話し)見るべき作品であって真似しちゃいけませんよ。考えてもみて欲しい。思春期の絆が大人になっても続くのは現実逃避以外の何ものでもない。堅気なっても風当たりがキツく人生の絶頂期であった「あの頃」が忘れられない困ったちゃんだ。またあの頃が良かったというのは現在を生きれてない事であって人生とは思い出の中では生きれないシロモノ。まぁ血は繋がってないが本物のブラザー(対義語は親子は血の繋がった赤の他人)ってのも分からんでもないが、ほどほどにね。自分の置かれている環境が悪いからって足を引っ張ってるようじゃクソガキメンタルですよ。3人の成長・退化と共に行く道が変わるも、松の木だけは変わらずそこに立っており3人をただ見ている。手助けもせず。これは神様のメタファーだ。エンドクレジットにギャング抗争はなくなったと打たれているが麻薬抗争が本格化したのは皮肉な現実。去年公開されたブラッドスローンは影響受けてそう。友へ・チングは言うまでもなく。
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