拘泥

ブラッド・イン ブラッド・アウトの拘泥のレビュー・感想・評価

3.8
生き抜くには家族が必要だ。誰でも。だそうだ。ハリウッドピクチャーズが3連発される最初で笑った。回想やらフラグやらBGMやらのあからさま過ぎる演出はさておきめっさ面白い、すれ違う3人の坊主たちの青春ギャング映画。家族、兄弟、そういう血族的な単語を操るギャング達。民族、一族、人種。アイデンティティを、縁を獲得しようと足掻くしょぼくれたクソガキだったミクロの堕ちてゆくザマが辛く堪らない。
行動としての人々の悪意とは大方はご存知の通り社会、環境のもので、しかしその酷さは惨憺たるもので。世界は難しいんで、考えさせないでくれ…グオオ…
拘泥

拘泥