劇場で観れば良かった(^◇^;)
観るべきだった、、
評判は聴いていたんだけど、多分塚本晋也アレルギー、食わず嫌いがあったののかもしれない。
小ちゃな画面を自宅で観るには、もったいない。
そんなフォルムに合うようなスケールの作品ではない。
て、言いながら、小ちゃな画面での視聴レビューなんだけど、、😞
以前のレビューで書いたんだけど、
安易に「サムライ」「SAMURAI」みたいな形容詞で、日本のことを表することがある。(SAMURAI・JAPANみたいな)
でも、サムライが日本を、日本文化を全部表している、100%美化していていいのかって、思いをずっと持っていたけど、
この作品は、刀の光と影を見事に描いている。
冒頭は、刀を作っているシーン。美しい工芸品だ。
その美しい刃は、直接的にヒトを殺める凶器(狂気)となる。
ピストルのように、自分から出てしまったら、お構いなしの武器とは違い、
自分の動き、振りによって、殺人ができる
こんな恐ろしい武器はない。
その、まさに「諸刃の剣」を、ダイナミックな映像と音楽と役者の動きで見せる
クライマックスの合戦シーン!
あのカメラワークの躍動感と自由自在な感じ!
ああー、大画面で観たかったな😢
「七人の侍」の裏バージョンのような
野武士のリアリティと凄み、
そして、暴力性!
そして、なんと言っても、三人の役者の
凄みと存在感!
これくらいやって、当然と言えば突然だけど、蒼井優!
激昂したセリフでも、乱れない!
そして、クライマックスに見せる「女」の
雰囲気!
意外と言っては失礼だけど、監督塚本晋也のサムライ感!
やっぱり、スケールが大きかった池松壮亮
エンジンの出すタイミングを知っている!
普通の復讐劇にはならない、一筋縄ではいかないストーリーですけど、
その分、刀・斬るという意味も問う、深みのある作品となっていた。
劇場だったら、絶対4点台!
でも、やっぱり、4点台だな😃