初めての塚本晋也監督作。編集の仕方と音による魅せ方に圧倒させられて80分ずーっと緊張しっぱなし。濃度高めで疲れたけど観てよかった。
タイトルカット完璧かっこよすぎ。最後も緊張感を残したまま終わるから容赦なかった。
にしても編集、画角の緩急というか、静と動の演出すごかった。クセになりそう。
蒼井優さんの演技(特にラスト!!)は、すんばらしかった。妖艶さや狂気、無邪気さもあって80分の中で様々な表情を見せつけられた。池松くんのあの淡々とした感じから荒れていく姿も非常によきでした。
セリフがほとんどないのに伝わるものが多くて不思議な感覚で見終わった。余韻がすごい。
サウンドを担当した北田雅也さんの仕事がかなり効いている。調べたら刀と刀かぶつかり合う音を作るための「音響効果刀」を作ったとか。職人技だな。