江戸に行くのかい!行かないのかい!どっちだい!いーーーーーく!!
時代劇というフォーマットを借りつつも、あからさまに現代社会への風刺を描いていて。なんと登場人物たちは江戸時代の格好で現代語を喋るという。最初は面食らったが、まあナチスドイツに英語を喋らせる映画だってゴマンとあるし、観ているうちに気にならなくなった。
塚本晋也作品には、苦手意識があったが、思っていたよりもずっとポップでシンプルでストレートに楽しめる作品だった。
暴力を恐れる一方で、暴力を要求もする農民たちの様子が、他の時代劇とは一線を画す表現だったし、そこに作り手のメッセージがこもっていたんだろうと思う。
しかし、ブランキー・ジェット・シティの人が、ジャック・スパロウのコスプレ過ぎてちょっと笑ってしまった。