2019年31本目。
人気だという原作漫画は未読だけど、普通にヒットしてるしあらすじも面白そうだしで、割と本気で期待して鑑賞。
主人公はじめ、登場人物の魅力が乏しい。
ストーリーにもパンチがない。
金返せってキレるほどヒドくもないし映画としては及第点なんだろうけど、自分は楽しめず。
遂に自らアクション監修を務めるというジェッキー・チェン的境地に達した主演・岡田准一。
自分は「軍師官兵衛」を1年見届けたほどハマってたし、アクションセンスも演技も素晴らしい俳優だと思ってるけど、このキャラはちょっと…。
戦闘モードが安っぽい銀行強盗みたいな目出し帽って、シンプルにダサい。
一向に殺し屋的側面を見せてくれない木村文乃はただのウザい姉ちゃんだし、山本美月は可愛いけど下手。
福士蒼汰演じる厨二病全開なフリーランス(?)の殺し屋が都市伝説を目指すのも正気か?ってくらいダサいし、やたら評価が高い柳楽優弥の(狂気)の演技もど下手くそなエセ関西弁が耳障りで集中できず。
てかどいつもこいつも関西弁キャラを非関西出身者で固めといて、思いっきり舞台は大阪ってこれが一番タチが悪い。
なら「白い巨塔」みたいに開き直って標準語喋らせて下さい…。
てか大阪である必要性ゼロやろ?!
昨年の「君が君で君だ」でうっすら感じてた"向井理、ヤクザ役似合う説"が今作で確信に。めちゃくちゃかっこいい!
ヤスケンもドス効かせて頑張ってた。
ただ一番の致命的問題は、極道のくせにどのキャラクターも全然怖くないって点で、「アウトレイジ」3部作を崇めたてる自分からすると、西田敏行1人でこの組織壊滅できるだろ、と思えてならない。
主題歌がレディー・ガガである必然性も微塵もなく、めちゃくちゃダサい。
近頃特にクセが強すぎて邪魔にすら感じる佐藤二朗のパートが、久しぶりに全部笑えたのは良かった。