Kzy999

ザ・ファブルのKzy999のレビュー・感想・評価

ザ・ファブル(2019年製作の映画)
4.2
ストーリー○
キャスト◎
映像
印象・インパクト◎

日常生活は一般人を装いながら、実は裏の顔を持ち、むちゃくちゃ強くて、敵をバッサバッサと倒しちゃうみたいな、最近だとデンゼルワシントン主演のイコライザーや、リーアムニーソンの96時間、ベンアフレックのザ・コンサルタントなどが、個人的には大好きなので、この作品もそれらと基本部分が同じで、とても面白かった。

ただ上記のハリウッド作品と違うのが、本作は全体的にコミカルな要素を含んでおり、シリアスとコミカルの切り替えがうまくできており、安っぽい仕上がりになっていないどころか、シリアスシーンのかっこよさを引き立たせているようにも感じる。
特に岡田准一演じる主人公ファブルの、本質的な素朴さとスイッチが入ったときの殺人マシーン、とのギャップがコミカル要素のおかげで強調され、かっこよさが伝わる。最近の岡田准一の役柄では一番のはまり役ではないかな、と思うくらいよかった。

他の出演者も、深みのある安田顕、迫真の演技の柳楽優弥をはじめとして、それぞれいい味をだしている。

ストーリーのテンポもよく、最後の終わりかたも驚きはないが、誰もが納得する形で、心地よい高揚感となった。
続編があることを期待。
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