煙

さよならくちびるの煙のレビュー・感想・評価

さよならくちびる(2019年製作の映画)
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音楽先行の映画だろうな〜とは広告の感じとかからも思ってたけど、ただ予告が思ったより雰囲気良くてモチベあがったので見に行った!まあ、大きく外れず~という感じであった。
やっぱり音楽は良いし、音楽中心に見せてくる感じも良かった!音楽映画というより音楽を通した人間映画だと思うんだけど言葉にならないけど鳥肌がたつような瞬間が何度かあった!
演者も似合ってんな~というか演技が上手いので、みんな自然でよすよす!
ライブ合間の挨拶の感じとかほんとにあーゆー感覚っていうか次の曲始まるまでの繋ぎのそわそわした話し方とかマジで良いっすね~!
成田は相変わらずクズが良く似合うけど、ただのクズっていうかクズだった年月を歩んできたクズっていうか……なんか貫禄あるクズ?って感じでほほ~って感じだった。
ただちょっと全体的に脚本がとっちらかってるような気がした。時系列がバラバラなんでなんともって感じだけど、あまりにも登場人物の気持ちが見えなすぎて困惑。
汲み取ればわかりそうだけどやっぱりよくわかんね〜みたいな、単純にエモいとかで片付けられてしまいそうだな~って感じが残念。
最初の「音楽やらない?」ってとこで「あ~完全に音楽メインの映画なんだな〜」という感じがしてしもうた。
あと、画がみせたかったのかな?と思うけど、コマツナとムギのキスシーンは蛇足というか、意味があまりにも無さすぎねーか?というかやっぱこれもなんかエモいで終わっちゃいそうでもったいね~なって感じ。エモいってのが悪いわけじゃないけど、この場合形容しがたいものでそれを代用するエモいっていうよりか、なんかわからんけどとりあえずエモいって方になっちゃうだろうしなんだかな〜って。
コマツナと成田の森のシーンとか良かったばっかりに、なんだかな〜って感じ。
音楽先行の世界で、完全に無音のシーンがあったけど、あれも全て無音だったわけでなく途中で環境音入ったりとかなんか意図がイマイチ伝わらん……考えすぎなだけかな……
あと成田が無駄に昭和の少女漫画のキャラみたいなセリフの言い回しでおもろかった……
エモいだけで片付けられるのはもったいない気がする~な〜んか惜しい~って感じでした。
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