ささやんでどうでしょう

さよならくちびるのささやんでどうでしょうのレビュー・感想・評価

さよならくちびる(2019年製作の映画)
3.3
早稲田松竹(¥800)ラスト一本料金
所々に心に突き刺さる詩が良い。そして、終盤に向けてハルレオのハモリが、これまた絶妙になってくる。インディーズバンドが、メジャーにもなりきれていないもどかしさがこれまた良いタッチになる。とはいえ、全国ツアーと謳う割には、持ちネタ(楽曲数)が少ないのが、残念。
小松菜奈さん、門脇麦さん、成田凌さんが歌って、歌詞がぐっきてというのは良いのだが、映画の構成としては難があるのが残念。
小松菜奈さんがショートヘアとロングヘアを行ったり来たりして、時間軸が追いつかない。これまたかっ!って程喫煙シーンが多い。そんなに喫煙するのがかっこ良いのか……。海外映画では喫煙シーンに健康に害するとテロップを入れるのが法令化されている。文化庁が後援するなら、時代に逆行するシーンはカットしても良いのではと思える程多かった。何でもかんでも、表現の自由と言う言葉が印籠のようにまかり通って欲しくも無い。
とはいえ、奇跡の音楽映画なだけはあった!家に帰ってYou Tube聞きながら、余韻に浸っています。そして、劇中「バカでもいいんじゃない!」のセリフが幾度かありますが→私自身、ダメとは思いながら実行しています(笑)