2とは表記されているけど、『ディープ・ブルー』との繋がりは皆無で、あくまで設定を踏襲したリメイク作品といった感じ。
劇場公開作品じゃない都合上、予算がかなり減らされている分、年代の割にはCGが荒くて、規模感と迫力はだいぶ下がってしまっていた。
その分、シナリオで意外性を見せてほしいものの、前作とは異なり、良くも悪くも王道のパニックホラーの枠からは外れない。予想できないことは基本起こらないし、緩急も分かりやすいから、全体的にもう少し驚けそうな場面でも、なーんか驚きづらかった。
ただ、王道のサメ系パニックホラーとして見れば及第点の出来だとも思う。前作との違いを作るための要素もあったし、別作品として見れば、そこまで粗は目立たないし、普通に楽しめました。
そして何よりも、本作の主役のミスティは、前作のヒロインポジのスーザンより100倍まともな性格をしているから変なストレスがない。