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左様ならのpakeのレビュー・感想・評価

左様なら(2018年製作の映画)
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高校の友人と観ないと苛立ってしまいそうだなと思い、自宅に友人を呼んで鑑賞。
意図が皆無に思えるカメラワーク、手持ちは画面酔いを誘う、ソフトじゃないソフトフォーカス、あえてNGカットを使用したかのような自然に見えて不自然な言い回し、その撮影現場を想起させるような編集、等等、気になって突っ込みたくなる箇所は常にあったが、それにしても原作が良いのだろうな。あと監督は、下心なく撮っているのが分かる。
彼女のような感覚で青春時代を生き抜いてきた身からすると、オンリー酷評ではいられない。
その匂いだけで、好きだった気持ちを場所を思い出してしまう身体の仕組みのように、たくさんの細かい記憶、中学高校時代を思い返して、「保健室登校じゃなくて図書館に登校した方が格好良かったなあ」ぼやけた頭で思うなど。
映画としてはどうなんだろうと思うけど、あの頃の矜持を思い出せて善かった。
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