スチールラグ

左様ならのスチールラグのレビュー・感想・評価

左様なら(2018年製作の映画)
3.5
学校という社会
怯えた目
周りとの距離を測る
遠足の班分け
自分の居場所を探す
初めての口づけ
少女の死
心無い言葉
制御できない心
陰湿ないじめ
いじめの告白
無表情な顔
幼馴染との恋
伝えたい気持ち
でも、受け取れない心

これが、“私たちの日常”と言われたら、僕は頭を抱えてしまう。
でも、現実はそうなのだろう。
静かに、淡々と、日常のように描かれる。
海辺のシーンが、とても美しいのだけれど、色褪せた写真のように見える。

たまたま同じ日に見たのが「無限ファンデーション」だった。
カラフルだったそれに比べると、この作品はモノクロに見えた。

最後の少女の表情は救いだと思いたい。
思いっきりボロボロ泣いて良いよ、と思う。

「左様なら」20190906アップリンク吉祥寺
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