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雨の首ふり坂のundhevrokotsvのネタバレレビュー・内容・結末

雨の首ふり坂(2018年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

試写会にて、はじめての時代劇映画鑑賞。

豪華キャストで、見応えたっぷり。
中村梅雀さん、泉谷しげるさんは言わずもがな、若手俳優陣の演技も光る作品でした。
三浦貴大くんの殺陣シーンがかっこいい!
芦名星ちゃんの色気、貫禄溢れる演技。時代劇でも輝く女優さんって、素敵です。小市慢太郎さんは、白髪混じりのスーツ姿のイメージしかなかったけど、時代劇での意外性も、またいい。そして、大杉漣さん。スクリーンで観られてよかった。若い頃の半蔵と源七との別離のきっかけとなる心情的なシーンは、もう少し丁寧でも良かったかも。

普段、現代ドラマに出演する俳優さんの時代劇での貴重な演技が見られる作品で、新たな一面を見られた気がしました。
時代劇って、台詞の言い回しだけでなく、独特のこぶし?のきいた口調も、板についていて上手いなぁ、と感心する役者さんもいれば、現代の話し方の感じが抜けきらない役者さんもいて、違和感を覚えたり。
時代劇初心者なりに感じたことは色々とありました。

EGO-WRAPPIN'が好きで聞いてた時代の代表曲がたくさん劇中歌に使われていて、和製ジャズ&ブルースが予想以上にマッチしていてよかった。作品タイトルの雰囲気にも合う、暗めで気だるい感じの選曲も多く、ちょうど今日も雨が降っていて気分的にも合っていた。
EGO-WRAPPIN'のファン層30代40代にも是非お勧めしたい作品です。

源七の最期のシーンは、せつなく呆気なく。万次郎と源七が互いに本当の親子と知ることなく、決闘の末、実父を斬り振り返らず去っていく。美談で終わらせないのは時代劇ではよくあるパターンなのかしら。
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