この作品はアメリカが抱える永遠のテーマである黒人差別を真正面から描いた作品であるものの「ブラック・クランズマン」と比較すると若干質が落ちるのかと思います。なぜかと言うと今作だけを見ただけではなぜ白人が黒人を差別するようになったのかが見えてきません。そこの所が「ブラック・クランンズマン」との差だと思います。
とは言え主人公のスタアの苦悩や葛藤また自分のアイデンテイテイーに対する疑問は完全位解決されていない感じですね。作品が何を言わんとしてるのかは和kさります。いわば、正しいことをしたければ、戦うしかないということなのでしょう。銃ではなくメガホンであったり携帯カメラであったりを武器にして歯向かうしかないということがメッセージなのでしょう。昔の人がペンは剣にも勝つ何てことを言ったようですが、その通りだと思いました。
主演のスタアの演技はリアルさがあり、現実と映画の境界線を超えたものになっていますね。白人の彼氏のKJ アパはいいですね。「リバーデイル」や「僕のワンダフルライフ」もいい味出していましたが、今作は安定した感じでした。でも、ちょっと勿体なかったのは彼の黒人の彼女を持つことへの苦悩が見たかったです。彼がスタアの両親へ挨拶をしたシーンでは馴染めないことへの葛藤がありました。
同じシーンでお父さんが白人の恋人を持つスタアことへの苛立ちを隠せなかったもののその後すぐに理解してあげたことが良かったです。母親もサポートしてあげたのが良かったですし一番下の子が銃を構えたのは衝撃的な展開でした。
同じ人種が嫌いあってる場合ではなさそうですね。違いを認めて上手くやったらどんなにいいことなんでしょうね。現実はそうはなかなか行きませんね。難しい所です。
あとはラストでのデモのシーンはリアルでしたね。映画いう感じはしましたが、ああいう物々しい雰囲気なんだと感じました、あとあの白人のスタアの同級生はどうしようもないですね。あと青警官もどうしょうもないです。
まあ、大事なのは許し合って前に進むことなんでしょうね。とても勉強になります。あとあのスタアとおじさんのシーンが良かったです。どうして警官が発砲したのかという心理を説明したような感じです。
まあ、こんな所でしょうかね。DVDへ直行した理由がなんとなくわかってきました。まあまあな作品でした。
