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ヘイト・ユー・ギブのmamiのレビュー・感想・評価

ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)
4.3
イイノホールでの第57回『優秀外国映画輸入配給賞』授賞式& 受賞記念上映で観た。
最優秀賞が、ボヘミアンラプソディを配給した20世紀Fox社だったので、受賞式目的だったが、同社配給作品のまさかの感動に目が痛くなるほど泣いてしまった。日本では劇場公開が難しいのも分かる内容だが、screenで観られて本当に良かった。
白人警官による黒人に対する理不尽な発砲のニュースはしばしば耳にするが、現実なんだと思わせる深い内容。
とにかく、主人公が魅力的で、Starrと言う名前がピッタリの輝きを放っている。彼女の家族も、一人一人が魅力的。困難の中で強い信念と誇りを持って結び付いている家族の姿が、非常に重いテーマの中で救いになっている。
人種差別だけではない、高校生の恋と友情も描きながら、自分のidentityに誇りを持つことの大切さを教えてくれる。
「Starr2」は要らないの台詞に、涙溢れた。
是非、たくさんの人に観て欲しい作品です。
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