ヘイト・ユー・ギブの作品情報・感想・評価

「ヘイト・ユー・ギブ」に投稿された感想・評価

kohey

koheyの感想・評価

4.0
何が「レイシスト」になりうるのか、考え直すきっかけを与えてくれる作品。どれ程理解のある白人でも、偽善に見えてしまうのは何故だろう…
まここ

まここの感想・評価

4.2
これは軽く見れない作品。
めっちゃ疲れました。。。悩みの連続で頭が痛いのなんの。
黒人差別は何でそうなるって問題が溢れ出るから辛くて仕方ない。まるで聴こえてないみたいに主張が届かないもどかしさ。
スターの苦しんでる姿がずっとあって、笑顔がものすんごく可愛いのにもったいない。高校生なんて一番楽しい時期なはずなのに最高な恋人ともうまくいかなくて、胸が痛かった。

目の前で大切な幼馴染みが撃たれるなんて、しかも二度も‥
黒人に生まれることがまるでデメリットのように窮屈に感じる人生‥
スターの主張に一緒になって考えさせられた。望んでいることが叶ったらどれだけ幸せかっていうのはなんでも一緒だよ。
スター役の子、キラキラしてる。

黒人を取り巻く問題は根深い。
AYM

AYMの感想・評価

4.0
“子供たちに与える憎しみが全てをむしばむ”

差別とは縁遠く、平和ボケしている私にはとても重たい内容だった。
人の本質をきちんと見てくれる、スターの彼氏みたいな人は中々いないのが現実なのかな。

劇場未公開だなんて、もったいない!!
たらこ

たらこの感想・評価

4.0
観てよかったです。
感じる事はたくさんあるけど言葉にできない。
ayamas40

ayamas40の感想・評価

4.0
差別をテーマにしたものでもこの作品は新しく感じた。
感想を書くのが難しいな…

この映画は感想を
どうこう語る感じではなく
気になる人は観て
自分がどう感じたか
自分の中にしっかり留めておく

本当にそれだけで良い映画だと思う
ペイン

ペインの感想・評価

4.5
今年これを劇場未公開DVDスルーにした罪はデカい。         

評判に違わぬ傑作。
「ブラック・クランズマン」と共に“今”最も観られるべき作品。

“生きる理由は死ぬ理由”
“子供に与える憎しみが全てを蝕む”
“憎しみは連鎖する”

だからこそ誰かが手を上げ、声を上げ“NO”と叫ばなければいけない。

久々に心の底から怒りと感動に打ち震えた。主演の女の子の真っ直ぐな瞳、佇まいにも痺れた。

P.S.
改めてブラックピープルにとっての2PACとケンドリック・ラマーの存在のデカさを痛感。

このレビューはネタバレを含みます

最後が少しわかりづらかったけど
スターの考え方が変わっていく様はとても素晴らしかった。

時間が積み重ねてきた差別というものの重みは、僕は知らないし知り得ないことだと思う。
当事者にしか語れない。

カリルの死は衝撃的で、黒人社会の陰でもあり白人社会との闇でもある。
実際の事件を参考にしているみたいだけど、そちらは詳しくないので作品内の事件を基に語らせてもらおうと思う。

カリルの死は何故起こったのか。
白人警官がカリルが武器を手にしたと勘違いして発砲した。
カリルがスターの言うことをきちんと聞いて、動かずに待っていたらどうなってた?

ではカリルが悪いのか?
正直カリルが撃たれない方法はあった筈だ。カリルにも責任はあると思う。
見た目や所作は大事だ。
害のないように思わせる服装をしたり、社会的地位を築いたりするのも努力だ。
スターは父親からしっかりと教わってきた。

では白人警官はどうだろうか。
悪くないか?
もちろん結果的に無抵抗の少年を撃ったことは罪である。
が、もしもカリルが見た目に安心感のある人物であれば即撃つようなことはなかったかもしれない。
では人を見た目で判断したことは悪だろうか?

彼は1人で黒人の犯罪率が高い治安の悪い地域でパトロールしていた。
自分がいつ撃たれるかわからない、ギャングの銃犯罪も日常茶飯事の地域で
(そもそも子供達のパーティ中に発砲があるようなところ)
かなり気を張っていたのではないか?
だとしたら撃たれる前に撃ってしまうのは仕方がないことだとも思える。

カリルがもう少し、自分たちがどう見られているのかを理解していたら…。

そもそもそういった黒人への扱いを非難する声もある。
しかしどうだろう。
では黒人はどうしている?

ギャングが幅を利かせ、麻薬を売りさばき
銃を子供が撃っている。
そんな地域で自分たちが危険だと思われないように何をしてきた?
もちろん、黒人だと言うことでいい仕事に就けなかったり、迫害されて仕事を追われたりしているんだと思う。
その結果、お金が必要で裏の仕事だったりで生計を立て、自分たちを守った結果そうなっているんだと想像もできる。

悪いのは何か。
過去からの積み重ねであり、それを作り上げた歴史こそ悪であると思う。

カリルが亡くなったことを利用して力を誇示しようとする人間も、差別を訴える人間も、それをただ弾圧する者も
蚊帳の外の日本人の僕からすると間違っているように感じる。

それは「責めること」でしか主張していないからだ。
何が正しくて何が悪いか考えさせることが一番なのに。

でも黒人サイドの現実としては、
差別をなくすためにイメージを改善させる→
生活を良くする必要がある→
差別があって生活改善の妨げになる
という悪循環があるのだろう。
でもそれを少しでも減らす努力をしなきゃ、怖がられたままだ。
イメージなんて払拭できない。

その点、スターも最後の最後まで差別を増長するような事をしていたし
お父さんだって白人に対して黒人とは違うもの、という差別思考だった。
家族を守ろうとした結果なのだけど。

スターが友達を攻撃するシーンだって屁理屈だし、あれで真意が伝わるかと言ったらそうじゃない。
憎しみだけで応戦しても憎しみに繋がるとは、作品の主題に見事にマッチした展開だった。

彼氏のクリスは本当にしっかり人間を観ていて素晴らしかった。
彼のような人が増えればいいのだ。
ただ、それだけ。

白人の差別にいきり立つ黒人たちも、ギャングの報復として憎しみの連鎖を生み出してる。
白人と同じだ。

要はどっちもどっちになっちゃってる。
どこから始まって何が一番悪いか、なんて今となっては語る意味はあまりなくて。
今、そしてこれから生きていく子供達にとって治安が悪い事も、チャンスが少ない事も良くないこと。
じゃあ何から変えていけるか、訴えることは大事だと思う。
でも憎しみにまかせて報復したって状況は激化するだけ。

本質を見失わないようにしたい。

もう皆気づいている筈なのに、犯罪を犯すバカや他人のことを考えないヤツのせいでより複雑化している。
白人だろうが、黒人だろうが、アジア人だろうが、悪い事をする人間は必ずいるのだから一緒。

根深すぎて難しいけれど、この作品の意図はラストシーンで初めてスターがたどり着いた場所だろう。

スターの『何人死ねば気づくの?』と言うセリフはその場にいた全員に向けたセリフだ。

父親は自分が犠牲になってでもキングを黙らせようとした。
キングは自分たちの悪行をバラされた報復にスターたちを殺そうとした。
セカニは父親に死んでほしくなくてキングを撃とうとした。
白人警官はセカニを撃とうとしていた。

まぁスターだってそこまで本質に気付けてなかったと思うんだけど。
演説の時の『カリルは生きていた』ってセリフがどう言う気持ちのものなのか、僕にはわからなかったけど。

暴徒と化し欠けていたデモ集団を煽る結果になっていたし
実際実力行使されていたし、あれじゃポジティブな意図があったとしても上手く伝わらないと思う。
あのシーンのスターには共感できない。

だからこそラストシーンでようやく気づいたのかなと思った。

相手が善良な人間だと知っているから、スターを黒人でも信用した友達は何も間違っていないと俺は思う。
悪い白人だと知った場合は白人だからって信用しないだろうからね。

黒人がそう思われているのは黒人の責任だってあるし、もうそこを言っても仕方がないのではないかな。
過去の積み重ねを観るより、今とこれからを良くするにはどうわかり合うのかが大事だと思う。
だからこそ、住民たちがキングに対して行動を起こしたラストは素晴らしかった。
一歩ずつでも進めるのだ。


あと、こう言う作品を
ファンタジーだ、実際はもっと酷い、って言う人が一定数いるけど
酷いよって伝えて、それでどうなるんですか?
白人酷い!って白人に対しての悪いイメージを持たせたいの?
それって黒人を差別してる白人と何が違うのか聞きたい。

もっと根本を感じて、考えることが重要では?
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